戦象  古代・中世の武器・防具シリーズ 第6弾

 

 

昨日出掛けたので、今日は家でまったりしております (っ´ω`c)☕️🍰🍵🍡マッタリ...

まったりした土曜日に似つかわしくないですが、古代・中世の武器シリーズ、いっちゃいます (ΦωΦ)フフフ・

 

 

【戦象】アレクサンドロス大王も度肝を抜かれた? 古代の動物兵器

 

 

 現代日本では象というと、動物園で鑑賞する、賢くて、長い鼻が愛らしい動物だ。しかし、象は長い間、戦車に匹敵する恐ろしい巨大兵器であった。その大きさ、重量、力から、象は軍事目的に利用され、戦場で殺戮の嵐を巻き起こしてきたのだ。
 象の軍事的利用は、インドで起ったとされる。王侯貴族専用であったようだが、飼い慣らされた象を乗り物としていたインドにおいて、象を「戦象」――すなわち兵器として戦争に導入するのは自然の流れだ。
 西方世界が、初めて戦場で多数の戦象に遭遇したのは、インドに遠征したアレクサンドロス大王アレクサンドロス三世)が、紀元前三二六年にヒュダスペス河畔で戦ったときだといわれている。初めて戦象を目の当りしたアレクサンドロス大王の軍勢は、未知なる巨大動物にさぞかし驚愕したであろう。
 兵士以上に驚いたのは馬である。馬たちは、象の姿、声、においに混乱状態に陥った。
 ヒュダスペス河での戦いでは、集中的な投げ槍攻撃と重装歩兵の槍攻撃の組み合わせなどで、激戦の末に撃退に成功したものの、戦象の威力は多くの武人の心に焼き付いたようだ。アレクサンドロス大王亡き後、大王の後継者を巡って起きた、その名も後継者(ディアドコイ)戦争では、多くの戦象が投入され、やがて、戦象部隊は極めて一般的なものとなっていく。
 戦象部隊を率いた指揮官というと、カルタゴハンニバルが有名だ。ローマと戦った第二次ポエニ戦争(紀元前三世紀末)では、最終的には敗れるものの、一時はローマを恐怖のどん底に陥れた。ハンニバルが乗っていた象は「シッシア」という名の、シリアからインド象であったという。
 ローマのカエサルは、紀元前一世紀にブリタンニア(現イギリス)遠征に数頭の象を伴った。象を初めて目の当りにした現地のケルト人は、驚き、逃げ出したと伝わる。
 兵士たちは戦象に直接またがる、あるいは櫓を載せてその中に入り、高い位置から長い槍や弓、投槍などで攻撃した。
 火器が発達すると、戦象は生きる砲台と化す。大口径の銃砲を背に載せ、戦場を暴れ回った。
 しかし、その大きな体は標的にもなりやすい。敵の攻撃から守るために、全身に金属製の鎧を着せた戦象も現れた。まさに、生きる戦車の風貌である。
 戦象は、効果は絶大だが、欠点も大きかった。
 ひとたび興奮すると、象使いですら制御できない場合が多い。怯えると壊走し、自軍に突っ込んでくることもある。そのため、象使いは、象の脳天を刺すための短い槍を保持していた。

  勝手に連れてきてさんざん利用しておきながら、思うとおりに動かないとなると殺害するとは、いつの世も人間とは身勝手である。

 

                       【了】

 

 

ラストはカワイイななみちゃんの寝顔で (,,Ő x Ő,,)✨カワユス!!✨

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もうひとかたは、凜々しいピー殿 ๓(。•∀•。)๓ニャン♪

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